久留米市議会 > 2020-11-27 >
令和 2年第6回定例会(第1日11月27日)

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  1. 久留米市議会 2020-11-27
    令和 2年第6回定例会(第1日11月27日)


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    令和 2年第6回定例会(第1日11月27日)              令和2年11月27日(金曜日)               会    議    録                  (第1日)              令和2年11月27日(金曜日)                      =午前10時00分開会=   〇出席議員(36名)    1番 小 林 ときこ 君    2番 金 子 むつみ 君    3番 古 賀 としかず 君    4番 轟   照 隆 君    5番 南 島 成 司 君    6番 松 延 洋 一 君    7番 中 村 博 俊 君    8番 堺   太一郎 君    9番 井 上   寛 君
      10番 田 中 貴 子 君   11番 吉 武 憲 治 君   12番 秋 永 峰 子 君   13番 山 田 貴 生 君   14番 田 住 和 也 君   15番 権 藤 智 喜 君   16番 石 井 秀 夫 君   17番 早 田 耕一郎 君   18番 松 岡 保 治 君   19番 原     学 君   20番 山 下   尚 君   21番 太 田 佳 子 君   22番 原 口 和 人 君   23番 森 ア 巨 樹 君   24番 藤 林 詠 子 君   25番 吉 冨   巧 君   26番 原 口 新 五 君   27番 田 中 良 介 君   28番 市 川 廣 一 君   29番 永 田 一 伸 君   30番 大 熊 博 文 君   31番 石 井 俊 一 君   32番 甲斐田 義 弘 君   33番 塚 本 弘 道 君   34番 田 中 功 一 君   35番 佐 藤 晶 二 君   36番 栗 原 伸 夫 君 〇欠席議員(0名) 〇地方自治法第121条に基づく出席者  市長               大久保   勉 君  副市長              中 島 年 驕@君  副市長              森     望 君  企業管理者            徳 永 龍 一 君  教育長              井 上 謙 介 君  戦略統括監(兼)秘書室長     國 武 三 歳 君  総合政策部長           黒 岩 竹 直 君  総合政策部理事東部地域振興担当)(兼)田主丸総合支所長(兼)北野総合支所長                   山 本 修 司 君  総合政策部理事西部地域振興担当)(兼)城島総合支所長(兼)三潴総合支所長                   松 野 誠 彦 君  総務部長             楢 原 孝 二 君  協働推進部長           宮 原 義 治 君  会計管理者            井 上 益 規 君  市民文化部長           竹 村 政 高 君  健康福祉部長           窪 田 俊 哉 君  子ども未来部長          大久保   隆 君  環境部長             甲斐田 忠 之 君  農政部長             山 口 文 刀 君  商工観光労働部長         吉 田 秀 一 君  都市建設部長           長 友 浩 信 君  上下水道部長           井 上 秀 敏 君  教育部長             秦   美 樹 君  契約監理担当部長         石 原 純 治 君  総務部次長            境   克 浩 君  財政課長             黒 岩   章 君  総合政策課長           大 野 浩 亮 君 〇議会事務局出席者  事務局長             白 石 浩 之 君  次長(兼)総務課長        柴 尾 俊 哉 君  議事調査課長           古 賀 裕 二 君  議事調査課課長補佐(兼)主査   長 内 理 早 君  書記               野 田 匡 昭 君 〇議事日程(第1号) 第 1 会期の決定 第 2 諸般の報告 第 3 第 94号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第 4 第 95号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第 5 第 96号議案 令和2年度久留米市一般会計補正予算(第6号) 第 6 第 97号議案 令和2年度久留米市一般会計補正予算(第7号) 第 7 第 98号議案 令和2年度久留米市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3             号) 第 8 第 99号議案 久留米広域市町村圏事務組合において共同処理する事務の変更             及び久留米広域市町村圏事務組合規約の変更に関する協議につ             いて 第 9 第100号議案 久留米広域市町村圏事務組合において共同処理する事務の変更             及び久留米広域市町村圏事務組合規約の変更に伴う財産処分に             関する協議について 第10 第101号議案 訴えの提起について 第11 第102号議案 久留米市美術館の指定管理者の指定について 第12 第103号議案 財産(学習者及び指導者用コンピュータ端末)の取得について 第13 第104号議案 財産の譲渡について 第14 第105号議案 訴えの提起について 第15 第106号議案 市道路線の廃止について 第16 第107号議案 市道路線の認定について 第17 第108号議案 久留米市都市公園指定管理者の指定について 第18 第109号議案 久留米市職員給与条例等の一部を改正する条例 第19 第110号議案 久留米市子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条             例    (委員会審査のため休憩) 第20 第 96号議案 令和2年度久留米市一般会計補正予算(第6号) 第21 第109号議案 久留米市職員給与条例等の一部を改正する条例 〇議事の経過 ◎ 開     会 ○議長(永田一伸君) 皆さん、おはようございます。  ただいまから令和2年第6回久留米市議会定例会を開会いたします。
    ◎ 開     議 ○議長(永田一伸君) これより本日の会議を開きます。 ◎ 日 程 第 1 ○議長(永田一伸君) まず、日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期、定例会の会期は、本日から12月17日までの、21日間といたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(永田一伸君) 御異議なしと認めます。よって、会期は21日間と決定いたしました。 ◎ 日 程 第 2 ○議長(永田一伸君) 次に、日程第2、諸般の報告をいたします。  去る令和2年第5回市議会定例会において可決されました「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書」につきましては、議決後直ちに内閣総理大臣をはじめ、国の関係行政庁衆参両院議長及び地元選出衆参両院議員宛てに、それぞれ意見書を送付し、要請いたしましたので御報告いたします。  以上の報告について質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(永田一伸君) それでは、これをもって諸般の報告を終わります。 ◎ 日程第3〜日程第19 ○議長(永田一伸君) 次に、日程第3、第94号議案から日程第19、第110号議案までを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  大久保市長。  〔市長大久保勉君登壇〕 ○市長(大久保勉君) 皆さん、おはようございます。  令和2年第6回市議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様におかれましては御多用中にもかかわらず御参集を賜り、誠にありがとうございます。  本日、ここに提案いたします各議案の提案理由を説明申し上げますが、初めに、新型コロナウイルス感染症について述べさせていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症の動向でございますが、8月以降、国内の新規感染者数減少傾向にありましたが、11月に入り感染者数が過去最多を連日更新するなど、全国的に感染が急速に拡大している状況にあります。  福岡県における新規感染者数は、9月17日以降は一桁で推移し、重症者を含めた病床稼働率も低水準に落ち着き、10月8日には福岡コロナ警報が解除され、現在のところ感染者数の急増は認められておりません。  久留米市内におきましては、9月に入り新規感染者数がゼロという日も多く、10月以降の新規感染者数は8名に抑えられている状況でございます。  現在、本市では感染の拡大を回避できておりますが、これも、ひとえに医療や福祉の現場で日々従事いただいている皆様をはじめ、新しい生活様式の実践など、感染拡大防止に対しまして、地域や市民、事業者の皆様の御協力によるものでございまして、改めて深く感謝申し上げたいと思います。  一方で、全国的には再び感染が拡大しており、季節性インフルエンザの流行期にも入り、新型コロナウイルス感染症との同時流行も懸念されるなど、予断を許さない状況にあると考えております。  今後も感染拡大を防止しつつ、日常生活社会経済活動の再生に取り組むことが必要でございます。市民や事業者の皆様におかれましては、これまで以上に細心の注意を払っていただき、引き続き、新しい生活様式の着実な実行をお願い申し上げます。  続きまして、新型コロナウイルス感染症への取組について申し上げます。  久留米市では、医療体制の確保・充実、事業継続市民生活への支援、新しい生活様式への対応の3つを視点とし、一時的ではない中長期的な対策と切れ目のない支援にこれまで取り組んでまいりました。  初めに、医療体制の確保・充実についてでございます。  これまで、医師会などと連携しながら、入院病床の確保や検査体制拡充のほか、保健所の機動的体制の維持、強化などを進めてまいりましたが、冬本番を迎えての季節性インフルエンザとの同時流行にも備え、かかりつけ医を中心にPCR検査等可能医療機関100か所を確保し、1日約1,000件の検査実施体制を整えております。  併せて、PCR検査等を行う地域外来検査センターについては2か所増設して3か所にするなど、検査体制の一層の強化を図っているところでございます。  また、国から示された新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業実施要領に基づき、ワクチンが実用化される場合に迅速かつ適切に接種を開始できるよう、今月20日に新型コロナウイルスワクチンプロジェクトチームを設置したところでございます。  さらに、高齢者や障害者施設などにおける感染症の拡大防止と施設で働く方々の安全安心を確保するための無料のPCR検査に必要な費用につきましては、本議会に補正予算を提案させていただいているところでございます。  続きまして、事業継続への支援についてでございます。  福岡県信用保証協会が9月に実施した企業動向調査によりますと、県内企業の景況は持ち直しの動きが見られるものの厳しい状況が続いており、年末にかけて資金繰りの悪化が予想されているところでございます。  久留米市のセーフティーネット保証の月ごとの認定件数を見てみますと、5月の1,138件をピークに低下しておりますが、9月以降、再び増加傾向にあり、中小企業並びに個人事業主の皆様にとりましては、依然、厳しい状況が続いているものと考えております。  感染症流行の長期化や今後の拡大によるさらなる影響が懸念される中、年末や年度末に向けて事業者の皆様の資金繰りが一層逼迫することが危惧されております。こうしたことから、事業者支援の柱でございます新型コロナ感染症特別枠融資の拡大と借入限度額の引上げにつきまして、本議会に補正予算を提案させていただいているところでございます。  今後も、感染症のフェーズに応じた支援策を実施していくことで、厳しい経営を強いられている皆様をしっかりと支援してまいりたいと考えております。  次に、新しい生活様式への対応でございます。  新型コロナウイルス感染症は、経済活動や働き方のみならず、教育や行政サービス地域コミュニティ活動など、様々な面に大きな変化をもたらしています。こうした変化を的確に捉え、ポストコロナの社会像を見据えた変容、変革の推進と重点的な投資、対策が求められているところでございます。  教育環境面では、ポストコロナの時代を見据え、国のGIGAスクール構想に基づきながら市立学校へのコンピューター端末の配備など、教育ICTの推進に注力してまいりました。  現在、教育ICT実証校とし、南薫小学校荒木中学校教育委員会とともに1人1台の端末を活用した授業モデルの構築を進めています。  先日、それぞれの学校で公開授業が行われましたが、教師が授業のコーディネーターとなり、端末を使って子供たちが互いの意見や考えを共有し合うなど、新しい学びの姿が見られました。  また、教育ICTの推進に当たっては、世界的企業でございますGoogle社と連携し、様々なノウハウの提供や技術的支援を受けながら進めているところでございます。  このような連携をさらに発展させるため、現在、Google社とのパートナーシップの締結に向けた協議を進めていますが、それが実現すれば久留米市が全国初となると伺っております。  教育ICTを活用した教育活動が本市の学校教育の大きな魅力となるよう、今後ともしっかりと取り組んでまいりたいと思います。  市役所の窓口業務事務効率化の面では、窓口の混雑状況を見える化する混雑ランプサービスビデオ通話アプリZoomにより遠隔で手話通訳を行える遠隔手話通訳サービス、動画やビデオ通話アプリZoomを活用した職員研修なども開始しているところでございます。  また、地域活動に対しましては、各校区コミュニティセンター感染防止対策やICTを活用した環境づくりを支援しており、整備されたWi−Fiを活用した会議や研修、防災訓練が実施されるなど、様々な面で新しい生活様式に対応した創意工夫ある取組が着実に進んでおります。  そのような中、国は事態の長期化を受け、新型コロナ感染拡大防止策ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現、防災減災国土強靭化の推進を柱とした第3次補正予算の編成に着手しております。  久留米市としましても、この動向を注視しながら、遅滞なく積極的に対応していくことで感染症拡大防止社会経済活動の両立、デジタル化などによる新たな日常の実現を目指してまいりたいと考えております。  今後におきましても、市議会からの御意見、御要望を真摯に受け止めながら、関係機関や市民の皆様とともに一丸となって取り組んでまいる所存でございます。皆様方のより一層の御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。  続きまして、コロナ対策以外で重点的に取り組んでまいりました事項3点につきまして御報告させていただきます。  初めに、鉄道駅周辺をはじめとした土地利用について御報告いたします。  これまで、今後の都市づくりを大きく左右する土地利用制度的枠組み西鉄久留米駅周辺の再整備などについてプロジェクトを立ち上げ、検討を進めてきておりました。  まず、土地利用に関しましては、合併後の久留米市の都市計画の在り方、鉄道駅周辺の活性化、既存集落コミュニティー維持の3つの視点とし、立地適正化計画の見直しや市街化調整区域における鉄道駅周辺の開発許可制度の緩和などを進めてまいりました。  こうした取組に続けて、鉄道駅周辺の適切な立地誘導に向けた用途地域の見直しなどの方向性を示した土地利用見直し方針案を取りまとめ、現在、パブリックコメントを実施しているところでございます。  次に、西鉄久留米駅東口に関してでございます。  今回、久留米市が都市開発ビルに対し保有しております債権である財産の譲渡議案を本議会に提案させていただいております。  この議案は、単に第3セクターからの債権回収という一面だけではなく、民間活力の導入により、これまでなかなか進まなかった西鉄久留米駅周辺の再整備を図ろうとするものでございます。  私は、今回の債権譲渡が新たな投資を呼び込む起爆剤となり、中心市街地の活性化とともに久留米市の持続的発展に向けて大きな一歩を踏み出せるものと思っております。  また、西鉄久留米駅周辺は、3本の国道と鉄道が交差し、バス路線の起点でもある交通の要衝でありますが、東町交差点の慢性的な交通混雑の緩和、公共交通結節機能の強化という課題を抱えております。  このことに関しましても、現在、国土交通省、西鉄との意見交換公共交通結節機能の在り方について検討を行っておりまして、東町交差点混雑緩和西鉄久留米駅周辺の人の流れを改善するよう取り組んでまいりたいと考えております。  こうした動きに加え、JR久留米駅第二街区市街地再開発への支援、西鉄大善寺駅前交通広場整備設計着手など、都市づくりとしてのポテンシャルが高い鉄道駅周辺の成長戦略を着実に進めているところでございます。  住みやすさ日本一の実現に向けて、将来的な税源涵養の視点を持ちながら、今後とも拠点の利便性向上生活環境保全などに資する土地利用施設整備に、段階的、戦略的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、防災・減災対策について御報告いたします。  近年、大型台風や豪雨による大規模災害が頻発しており、久留米市では、平成30年7月豪雨以降、3年連続で大規模な浸水被害が発生しました。  災害からの復旧や復興はもちろんのこと、いかに防災・減災を図っていくかは最重要かつ喫緊の課題でございまして、今後もハード整備を推進しつつ、地形条件等に即した土地利用の誘導などにより、総合的な対策を講じる必要があると考えております。  国・県・市が参画する浸水対策検討会では、金丸川・池町川流域及び下弓削川・江川流域総合内水対策計画が策定されました。  この計画に基づき、国では枝光排水機場の着工、そして古賀坂排水機場設計計画案が示され、市では久留米大学等貯留施設の設計に着手しております。  また、筒川をはじめとした市管理河川については、庁内関係部局で構成する令和元年豪雨対策検討プロジェクトで検討を進めており、早期の対策としライブカメラの設置、配信などを実施いたしました。  現在は、ハード対策を含めた総合的、効果的な浸水対策に向け基本計画の策定に取り組んでいるところでございます。様々な組織や枠組みで具体的な対策が着実に進んでおります。  さらに、本年9月には、水害の激甚化や頻発化に備え、筑後川流域全体での水害を軽減させる流域治水を推進することを目的とした筑後川流域治水協議会が設置されました。  この協議会の中で、久留米市は流域自治体の中心とし、国・県や流域自治体としっかりと議論し、ハード・ソフト一体事前防災対策を加速してまいりたいと考えております。  私自身も、10月以降、筑後川改修期成同盟会をはじめとした組織の長とし、財務大臣国土交通大臣への直接要望、国土交通省本省の水管理・国土保全局並び九州地方整備局との意見交換を実施し、国土強靭化予算の継続や治水予算の大幅な増額、治水関係事業の推進について強く要望してまいりました。  防災・減災の取組は、差し迫った災害リスクに対して強靭な地域を構築するとともに、経済の回復や活性化を後押しする上でも欠かせないものであり、今後も国が進める防災・減災、国土強靭化の動きに呼応しながら着実な事業推進に取り組んでまいります。  次に、バイオ産業振興の取組について御報告いたします。  久留米市では、地域特性を生かしバイオ産業の振興と拠点化を推進しており、現在、国内外で注目を集める有望なバイオベンチャー企業をはじめ40社が集積しています。  来年4月には、本市のバイオ中核施設である久留米リサーチ・パーク内に、先端バイオ技術に対応した福岡バイオイノベーションセンターのオープンを予定しており、さらなる企業の集積や技術革新、創薬や機能性表示食品開発等の進展が期待されているところでございます。  これまでの産学官連携事業では、地域企業ベンチャー企業久留米大学や九州大学、国内最高峰研究機関でございます理化学研究所などとの共同研究を進め、新たな技術や製品が次々に生み出されているところでございます。  最近の取組事例といたしましては、国内トップレベルである久留米発創薬ベンチャー株式会社ボナック新型コロナウイルス治療薬開発に着手し、第一段階の検証において抗ウイルス効果が確認されているところでございます。  また、最先端の蚕研究を生かした九州大学発ベンチャーKAICO株式会社も9月に研究所を構え、新型コロナウイルス経口ワクチン開発を進めているところでございます。  このように、国内外から注目される研究開発が本市を拠点に行われていることは、バイオ産業の集積が一段と進んでいる証でもあります。国は、バイオ産業拠点候補地域とし、久留米、福岡地域を含め全国6か所を選定しております。これまでの実績を取りまとめ、来春の正式認定に向け、国への働きかけを行ってまいりたいと考えております。  今後もバイオ産業の拠点化をさらに加速させることで、自治体としてのブランド力向上を図り、活力ある地域経済と魅力ある雇用の創出につなげてまいりたいと考えております。  ここで、本日提案いたしております議案の審議をお願いするに当たりまして、各議案の提案理由の説明を申し上げます。  第96号議案から第98号議案は、令和2年度一般会計及び国民健康保険事業特別会計補正予算でございます。  まず、急施を要し他の議案に先立ちまして、本日、御審議をお願いいたしております第96号議案について説明を申し上げます。  第96号議案は、一般会計補正予算(第6号)で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小事業者の年末以降の資金繰りを支援するため、制度融資預託金及び信用保証料の補填に必要な費用とし6億2,310万円を追加をお願いするものでございます。  次に、第97号議案と第98号議案は、その他の令和2年度一般会計及び国民健康保険事業特別会計補正予算でございます。  まず、一般会計でございますが、13億9,782万円の追加をお願いするものでございまして、補正後の予算総額は1,770億1,388万円となります。  以下、主な事業について説明いたします。  初めに、感染症への対応に必要な経費といたしまして、17事業、7億5,210万円を計上しております。  その中で、感染症予防対策では、冬季において増加が見込まれる感染が疑われる方及び濃厚接触者に対する検査に必要な費用とし1億9,738万円、高齢者や障害者施設などにおける感染症の拡大を防止するため、施設で働く皆様に対する検査に必要な費用とし5,985万円、感染症に感染し入院が必要となった方の医療費とし1,025万円、学校における感染症予防対策や学習の保障に必要な費用とし1億1,492万円、感染症の影響を受けている市民の皆様、事業者の皆様への支援とし、収入の減少により住居を失うおそれのある方への住居確保給付金441万円、手話通訳などが必要な方を支援するため、遠隔からの手話通訳サービス提供に必要な費用とし50万円、農業経営者が不足する労働力を補うため高性能機械の購入に対する助成とし1億6,687万円、感染症の影響により価格が低迷している和牛をはじめ、畜産農家が子牛を購入する際の助成とし3,626万円が、その主なものでございます。  次に、事業進捗に伴うものといたしまして、13事業、6億8,887万円を計上いたしております。  マイナンバーカードの普及促進のため交付窓口の増設等に必要な費用とし2,507万円、子ども医療制度の改正に伴うシステム改修に必要な費用とし1,089万円、西国分校区学童保育所を増設するため測量や設計に必要な費用とし725万円、生活保護の増加に対応するために必要な費用とし4億734万円、市民の皆様の健康診断の増加に対応するために必要な費用とし4,083万円、国の学校施設環境改善交付金の補助内示に伴い京町小学校校舎改築事業の進捗を図るための費用とし1億1,482万円が、その主なものでございます。  また、人件費につきましては、豪雨災害や台風への対応、また感染症対応に伴う時間外勤務手当を増額する一方で、職員の期末手当の減額などによりまして198万円の減額をお願いいたしております。  さらに、感染症の拡大防止のため新たに中止が決定されたイベントの開催経費など4,117万円の減額も併せてお願いいたしております。  以上、これらの補正予算の計上に必要な財源は、国庫支出金7億5,532万円、県支出金2億7,004万円、繰入金2億8,693万円、諸収入333万円及び市債8,220万円で措置いたしております。
     このほか、京町小学校校舎改築事業につきましては継続費の変更を、繰越明許費につきましては消防団格納庫整備事業など7事業の追加と街路事業など2事業の変更を、債務負担行為につきましてはマイナンバーカードの交付申請の増加に対応するための業務委託料など3事業の追加をお願いいたしております。  国民健康保険事業につきましては、高額療養費の増加に対応するための費用とし2,798万円、感染症の影響により収入が減少した被保険者の皆様への保険料返納金3,678万円の追加をお願いいたしております。  次に、第94号議案及び第95号議案の専決処分に係る議案並びに第99号議案から第108号議案までの一般議案について、各議案の提案理由を説明申し上げます。  第94号議案及び第95号議案は、公務遂行中に発生した交通事故により相手方の受けた損害を賠償するに当たり、その額の決定及び和解の必要が生じましたが、緊急を要したので専決処分いたしましたので御報告し承認を求めるものでございます。  第99号議案は、久留米広域市町村圏事務組合において広域市町村圏計画に係る事務を廃止するため、同組合が共同処理する事務の内容を変更すること及び同組合の規約を変更することについて関係自治体と協議しようとするものでございます。  併せまして、第100号議案は、久留米広域市町村圏事務組合において広域市町村圏計画に係る事務を廃止することに伴い、財産を処分することについて関係自治体と協議しようとするものでございます。  第101号議案は、交通事故により市保有の車両に損害を与えた者に対し、損害賠償請求の訴えを提起しようとするものでございます。  第102号議案は、久留米市美術館の管理を行わせる指定管理者を指定しようとするものでございます。  第103号議案は、学校のICT環境を整備するため、学習者及び指導者用コンピューター端末を取得しようとするものでございます。  第104号議案は、債権の回収及び中心市街地の活性化を図るため、財産を譲渡しようとするものでございます。  第105号議案は、市営住宅の家賃を滞納している者2人に対し、市営住宅の明渡し請求及び滞納家賃等支払請求の訴えを提起しようとするものでございます。  第106号議案及び第107号議案は、西町及び三潴町内の市道路線を廃止し、長門石2丁目ほか7町内の市道路線を認定しようとするものでございます。  第108号議案は、久留米市都市公園の管理を行わせる指定管理者を指定しようとするものでございます。  続きまして、第109号議案及び第110号議案の条例議案について、各議案の提案理由を御説明申し上げます。  第109号議案は、国に準じ市長等及び職員の期末手当を引き下げようとするものでございますが、条例施行日の関係上、急施を要しますので、第96号議案とともに他の議案に先立ちまして、本日の御審議をお願いいたします。  第110号議案は、子ども医療費の支給額を改めようとするものでございます。  以上をもちまして、各議案の提案理由についての説明を終了いたしますが、何とぞ慎重なる御審議の上、満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。ぜひよろしくお願いします。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 提案理由の説明は終わりました。  この際、お諮りいたします。  第96号議案、及び第109号議案については、ただいま説明がありましたように、急を要する案件として本日審議を行うこととし、その他の各議案については、議事の都合により後日に行いたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(永田一伸君) 御異議なしと認めます。よって、第96号議案、及び第109号議案については、急を要する案件として本日審議を行うこととし、その他の各議案については、後日に行うことに決定いたしました。  それでは、ただいまから第96号議案、及び第109号議案について審議を行います。  これより質疑に入ります。通告があっておりますので、質疑を許します。  2番金子むつみ議員。  〔2番金子むつみ君登壇〕 ○2番(金子むつみ君) おはようございます。  2番、日本共産党久留米市議団、金子むつみです。通告に従いまして、順次質疑をいたします。  第109号議案 久留米市職員給与条例等の一部を改正する条例についてです。  提案理由は、今、市長からもありました。期末手当を引き下げるための条例改正だということです。  そこでお聞きします。この条例の対象とこの時期に提出する理由についてお答えください。  2つ目、一般職の引下げについて伺います。金額は幾らぐらい引き下がるのでしょうか。また、本給についての提案はありませんが、これについてのベースダウンはあるのか、これをお答えください。1回目を終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 楢原総務部長。 ○総務部長(楢原孝二君) 金子むつみ議員の御質問、1項目、第109号議案 久留米市職員給与条例等の一部を改正する条例、(1)具体的な中身についてお答えいたします。  まず、給与改定の基本的な考え方でございますが、本市の給与改定につきましては、「国、他の地方公共団体並びに民間事業者との権衡を考慮して定めなければならない」という地方公務員法の均衡の原則を踏まえまして、人事院勧告等で示される官民較差を反映することを基本としております。  今年の人事院勧告では、賞与は昨年8月から本年7月までの直近1年間の支給割合、給料は本年4月分の月例給の較差を反映しているものであり、今回も適切に対応していく必要があると考えております。  次に、対象者についてでございますが、今回の改正条例案による対象は、市長等の常勤特別職、市議会議員、正規職員、一般職の任期付職員となっております。  次に、引下げ額についてでございますが、今回の改正条例案では、期末手当の年間支給割合を0.05月引き下げるものであり、その引下げ額は職員全体の平均では約1万7,000円の引下げとなる予定でございます。  また、最も引下げ額が大きいのは、給料表の8級が適用される部長級の職員で平均で約2万7,000円、また最も引下げ額が小さいものは1級の初任の級が適用される職員で平均約1万円の引下げとなる予定でございます。  次に、給料の改定についてですが、今回、給料につきましては、人事院から民間給与との較差が極めて小さいことから改定を行わないことを報告がなされております。  これを受けまして、国においても改定が見送られていることから、本市も同様、改定を行わないこととしております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 2番金子むつみ議員。 ○2番(金子むつみ君) 2回目、質問します。  結局、基本的には人事院勧告が出たということだと思うんですけれども、これに準拠しなくてもよいのではないかというふうに思います。そもそも人勧対象は国家公務員ですから、ただ給与改定を判断する際の参考にするとしているだけだと思います。人事院もそこは勧告の対象、適用する対象職員も明らかにしております。  私は、今回の議案の審議は特別職と一般職は別議案として審議すべきだというふうに思います。特別職の引下げはやむを得ないというふうには思っても、一般職については意見が分かれるところではないかというふうに思います。他の近隣の議会を見てみましても別議案として提案をされております。そこについてどうお考えかお聞かせください。  それから、2つ目です。本給についてのベースを今のところは下げることはないということですが、改めて公務労働者の役割は、役割だけではなくて責任も大変、今、大きくなっています。災害の多発を見ても明らかです。これからさらに頑張っていただかないといけない、そういう時期でもあるわけです。  今回の期末が下がるということで、厳しい状況に立たされている職員もいると思います。これでベースも下がるとなると、民間企業もそれに続いて、その影響が大きく広がるのではないかというふうに私は不安です。  これは経済にも間違いなく響くのではないかというふうに考えます。下げることはないということですけれども、人勧がどうなるかによってということだと思いますので、そこは人勧が出ても本市としてはベースは下げないと、実際にこれまで少しずつですけれどもベースは上がっているんですよね、今回は据え置きということなんですね、大変厳しい状況にある中で、もう一度、本給については下げないということを、くどいようですが確認をしたいと思います。もう一度、お答えください。以上です。 ○議長(永田一伸君) 楢原総務部長。 ○総務部長(楢原孝二君) 金子むつみ議員の2回目の御質問にお答えいたします。  まず、改正条例の形式についてでございますけれども、条例改正に当たりましては、個別または一括のいずれかの形式にするかは改正の内容により判断をしているところでございます。  今回の改正は、市長等の常勤特別職、市議会議員、正規職員、一般職の任期付職員について人事院勧告を踏まえた期末手当を引き下げるものでございますから、関連条例として一括して改正をするという形式を取っております。  次に、本俸の給料ですね、今回、改正しないということの確認ということでございますが、本市におきましては、これまでも地方公務員法や人事院勧告等を踏まえて給与改定を行ってきております。  今後につきましても、このような考え方の基に適切に対応してまいりたいと考えております。そういった中で、今年の給料につきましては、国のほうでも改定は見送られているということから、本市も同様に改定は行わないということでしております。以上であります。 ○議長(永田一伸君) これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております両議案については、お手元に配付いたしております議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  この際、委員会審査のため、暫時休憩いたします。                      =午前10時42分  休憩=                      =午前11時20分  再開= ○議長(永田一伸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎ 日程第20〜日程第21 ○議長(永田一伸君) 日程第20、第96号議案、及び日程第21、第109号議案を一括議題といたします。  以上の両議案に対する委員会審査の結果報告書は、お手元に配付のとおりであります。  委員長の審査の経過、及び結果の報告は、この際、会議規則第39条第3項の規定により、省略することにいたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(永田一伸君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告は、省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。通告があっておりますので、討論を許します。  2番金子むつみ議員。  〔2番金子むつみ君登壇〕 ○2番(金子むつみ君) 2番、日本共産党久留米市議団、金子むつみです。  第109号議案 久留米市職員給与条例等の一部を改正する条例について、特別職はやむを得ないとして賛成をいたしますが、反対の立場から討論を行います。  まず、質疑でも申し上げましたが、人事院勧告が出たからといってそれに準拠する必要はないと思っています。  引下げは平均1万7,000円とのことです。職員の仕事へのモチベーションも下がるのではないかと心配しています。  何より、新型コロナ感染拡大に対峙して国民の命と健康を必死に守っている公務労働者の奮闘に対して、賃下げは冷や水を浴びせるものではないかと思います。  人事院は、民間準拠を基本にすると言いますが、民間で戦っている労働組合の目標は公務員並みの賃金です。これでは賃金の引下げ競争になり負のスパイラルに陥るのではないかと危惧します。  コロナ禍で経済を立て直すためには、働く人たちの賃上げと安定した雇用の拡大こそが必要なのではないでしょうか。そうしてこそ、消費も引き上がり経済も上向きになると思います。経済立て直しは決してGoToキャンペーンではないと思います。公務員の賃下げとベースアップ停止は、今後、民間にも波及し経済回復にとっても強い悪影響を及ぼすと思います。  人事院勧告の中で職員の給与に関する報告というのがあります。その第3番目に給与勧告実施の要請というふうに書かれてある項目があります。結局は引き下げよという要請ではありますが、その中に書いてある言葉を紹介します。  「近年、行政需要が増大し、複雑化する中で、効率的な業務遂行と行政サービスの一層の向上を図るため、個々の職員が高い士気を持って困難な諸課題に立ち向かうことが強く求められている。新型コロナウイルス感染症感染拡大という危機の中において、全国各地の公務員は、行政サービスを安定的に提供し、国民の安全・安心を確保するため、日々職務に精励している」  このように言っているわけです。人勧の中でもこういう報告がされている。そういう意味では、先ほど本給のベースダウンはないというふうにおっしゃっておりますので、ぜひそれは守っていただきたいと強く思うわけです。  国会審議では一般職だけでなく対象外である特別職の引下げも行いました。その際、別々の議案で提案され採択がなされています。今後、当市でも別々に議案を提出されること、これを求めまして反対討論といたします。以上です。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  まず、第96号議案 令和2年度久留米市一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。  本案に対する委員会の報告は、可決であります。  本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(永田一伸君) 起立全員であります。よって、第96号議案は、原案のとおり可決されました。  次に、第109号議案 久留米市職員給与条例等の一部を改正する条例を採決いたします。  本案に対する委員会の報告は、可決であります。  本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(永田一伸君) 起立多数であります。よって、第109号議案は、原案のとおり可決されました。  以上で、本日の議事日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。
     議案研究等のため、明日28日から12月6日までの9日間、休会いたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(永田一伸君) 御異議なしと認めます。よって、明日28日から12月6日までの9日間、休会することに決定いたしました。  来る12月7日、午前10時から本会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。                      =午前11時26分  散会=...